2009年07月26日

犬島の石塀

犬島は古くから良質の花崗岩の産地だったそうだ。
そのせいか、集落を散策していると家の外周に石積みの塀を巡らせている家がよく目につく。
土色の錆石の表面が風雨を受け、どっしりとしたその佇まいが独特の町並みにとけこみ、良い風合いになっている。

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石を切りだした後には、雨水が溜まり巨大な池になっていた。
島民の方はプール代わりにここで水泳するとのこと。
でも、深さが30mあるらしい・・・。
足は立ちませんな〜(笑)
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posted by こまつ at 19:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 町並み

2009年07月25日

犬島の焼き杉板

岡山県の南に浮かぶ小さな島「犬島」に行ってきました。
ここは、「犬島アートプロジェクト」で今大注目の島です。
精錬所美術館を観る前に島内を散歩しました。
島の家の外壁は焼き杉板が多く、風雪に耐え良い感じの味わいを醸しだしていました。
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posted by こまつ at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 木の家

2009年07月22日

白太と赤身

木を輪切りにした時、丸い断面の外周部にある白っぽい所を白太と呼びます。
一方、白太に囲まれた中心部分の赤っぽい所が赤身です。
赤身は白太に比べ、腐りやカビの発生が少ないことが知られています。
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今日、製材所で見たマツ丸太。
白太部分には見事に緑色のカビが発生していたが、赤身は全く発生しておらず、赤身の耐腐朽性の高さを示していた。

この特徴はマツに限らずスギやヒノキでも同様で、私たちの家づくりでは、この特徴を生かし、建物の土台や外壁・デッキなどの水濡れヶ所や室内の水回りなどに赤身材を使うようにしています。
安易な防腐剤処理に頼らない木の本来持っている特質を最大限生かし切る伝統的な家づくりの知恵の一つです。
posted by こまつ at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 森林・木材

2009年07月06日

土壁と筋交い

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7月1日に丸亀のポリテクカレッジで「1間土壁+筋交い」の実大実験があり見学してきました。

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実験開始直後。
変形角は1/150rad付近
隅角部の土が少し圧縮によって壊れ始めている。

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外部面の筋交い。
まだ、変形も少なく健全。

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変形角が大きくなっていくと土壁にはせん断破壊のひび割れが入る。
最大耐力は1/50radで出た28.3KN。
筋交い無しと比べると倍近い耐力が出ている。


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最大変形角1/15rad以上で、土壁は大破して、筋交いは驚くほど湾曲している。

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筋交いはその後バキッと折れてしまった。

土壁と筋交いの併用は古い伝統構法には無かったので、比較的新しい工法のように思う。
この実験の結果からも判るように、土壁と筋交いは破壊性状が違う。
そのことが昔の大工が併用構法をしなかった理由のように思えてならない。

また、実験の結果からも壁倍率を単純に加算するべきではないことが判る。
実際に土壁の家をつくる者として気をつけなければならない。
posted by こまつ at 03:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 土壁