2010年11月14日

緑の課外授業 上西小学校に行く

IMG_0015.jpg

香川県建築士会の有志でおこなっている出前講座「緑の課外授業」を上西小学校でおこないました。
上西小学校は高松市塩江町の府中ダムの湖畔にあり、とても豊かな自然に囲まれた環境です。
きっと学級崩壊もイジメも無いのだろうなと思わされる落ち着いた佇まいです。
この日はいつもと違い、MさんとKさんの二人がかりで先生を担当するスペシャルバージョンです。
私は担当の授業がすでに終了しているので今回は荷物運びなどのお手伝いです。

IMG_0011.jpg
授業は体育館で、3年生から6年生までの15人を対象に行われました。
児童の後には先生方も多数出席していただき熱心に聞いていただきました。
授業では森林が育む水のことを糸口に、その役割や保全、そして活用のための家づくりについて写真や木材のサンプルなどをつかって分かり易く説明しました。

IMG_0010.jpg
私たちが休日に集まってつくった香川県産材ヒノキのコースターを渡すと、皆それぞれで手触りや香りを確かめ、森の恵みを感じてくれているようでした。

上西小学校周辺では、過疎により児童数が減少の一途で、この学校も統廃合され廃校になるとのことです。
小学校は教育施設(建物=ハード)としてだけでなく、運動会やバザーなどを通じて地域社会の人とひとの結びつき(コミュニティー=ソフト)を支える「核」となっている側面もあります。
小学校の廃校は地域の方にとってはとても残念に思えたことでしょう。

IMG_0002.jpg
誰もいない校庭を見ていると、やがて訪れる廃校の日を思い起こさせ、日本の社会が山間集落から崩壊している現実を改めて感じずにはいられませんでした。

私たちが森林の環境保全や活用の話をしている傍らで進行している、山に「人」が居なくなっている現実。
そのことに、私たちや社会はもっと危機感を持つ必要があります。
森を守る担い手でもある、林業関係者の平均年齢は五十歳を超えているとも聞きます。
20年、30年後の山間地域を想像し、そこに広がる森林の未来を真剣に考えることは、日本の進路を考えるうえできわめて重要です。
posted by こまつ at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | NPO活動