2009年07月06日

土壁と筋交い

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7月1日に丸亀のポリテクカレッジで「1間土壁+筋交い」の実大実験があり見学してきました。

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実験開始直後。
変形角は1/150rad付近
隅角部の土が少し圧縮によって壊れ始めている。

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外部面の筋交い。
まだ、変形も少なく健全。

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変形角が大きくなっていくと土壁にはせん断破壊のひび割れが入る。
最大耐力は1/50radで出た28.3KN。
筋交い無しと比べると倍近い耐力が出ている。


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最大変形角1/15rad以上で、土壁は大破して、筋交いは驚くほど湾曲している。

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筋交いはその後バキッと折れてしまった。

土壁と筋交いの併用は古い伝統構法には無かったので、比較的新しい工法のように思う。
この実験の結果からも判るように、土壁と筋交いは破壊性状が違う。
そのことが昔の大工が併用構法をしなかった理由のように思えてならない。

また、実験の結果からも壁倍率を単純に加算するべきではないことが判る。
実際に土壁の家をつくる者として気をつけなければならない。
posted by こまつ at 03:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 土壁
この記事へのコメント
見に行けなくて残念でしたが、こんなに筋交いが曲がるとは・・・・1間壁だからなのか・・・
半間ごとの筋交いがどのように利いているのか興味あります。実際には半間で土壁併用がおおいと思いますから。

でも、今後設計する時は構造用合板を使おう(^_^;)
Posted by 夢子 at 2009年07月11日 18:26
夢子さんこんにちは。
見られなくて残念でしたね。
とても、興味深い実験でした。

「筋交いってこんなに湾曲するンだ」って感心しました。

構造用合板を使うのは併用で、ですか?
土壁と構造用合板は個人的にはもっと相性が悪いような気がするんですけどね〜。(^_^;)
Posted by こまつ at 2009年07月12日 22:05
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