2006年02月03日

山口の古民家再生

山口では県産材住宅現場に引き続き古民家再生事業の現場を見学させていただきました。


建物は阿知須(あじす)町という海沿いの集落にある居蔵造(いぐらづくり)の大きな住宅でした。



居蔵造は主に明治期に、廻船業を営む人々によって建てられた、瓦葺き屋根・大壁漆喰塗の防火機能を有した住居で、特に、白壁・海鼠壁・土戸(雨戸に漆喰を塗った防火戸)などに特徴があるそうです。
この地域には、居蔵造の建物がまだ数多く残されていて、伝統的建物群保存地域に指定されているそうです。


特に海鼠壁は菱型の海鼠の中に花柄などが漆喰で描き入れられていて、華やかな雰囲気を建物に与えていました。



一階の様子です。
四枚引き違いの戸が中央の柱に四方から建てつけるようになっています。




二階に上がると棟筋から外れたところに太い大黒柱があり、段差をつけた太い梁が刺さっている珍しい構造でした。


梁・中引に段差を着け柱に差し鼻栓止めにしているところもありました。
「力強いですな〜!」目



納屋は家曳き屋さんにより油圧ジャッキで建物全体を持ち上げ、耐震性を高めるため劣化していた腰壁部分を撤去し、鉄筋コンクリートの躯体に置き換える工事をしていました。
いやー、大変な工事です!!

石炭の運搬で栄えた往時を偲ばせます。







posted by こまつ at 06:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 講座・研修
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