2006年03月24日

真剣!漆喰塗り

「宮脇町の家」の内部の壁はほとんどが漆喰塗です。
光の具合によって微妙な陰影があり、真っ白なのに目に優しく、艶やかなで、豊かな表情をもつ漆喰はやはり壁の王様です。
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漆喰の主原料は消石灰で、これにフノリ・ツノマタなどのつなぎ剤や、ひび割れを防ぐための麻などを加えて、水で練った天然素材の建築材料です。
原料となる石灰石は、日本で自給できる唯一の鉱物資源だそうです。

漆喰の主成分である消石灰(水酸化カルシウム)は、空気中の二酸化炭素と反応し、100年以上の長い時間をかけて徐々に原料の石灰石(=炭酸カルシウム)に戻ることで硬化していきます。
そのため、特に防火性や耐久性が高く、断熱・保温・遮音などの優れた性能を持っているので、日本では城郭建築や倉などによく使われてきました。

漆喰の歴史は古く約5000年以上前から使用されてきましたが、近年ローコスト、短工期の波を受け段々と使用される建築が少なくなり、同時に漆喰を上手に塗れる左官職人も減ってきたことが残念です。
IMG_2885_s.JPG

漆喰は仕上げコテの力かげんやコテの走らせかたひとつで出来、不出来が決まります。
その為、最終段階でコテを握る職人さんの表情には、張りつめたような緊張感があります。
私は、この真剣な職人さんの眼差しが大好きです。
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posted by こまつ at 12:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮脇町の家
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