2006年04月07日

土佐漆喰を塗りました

「宮脇町の家」の外壁の一部や土間の壁は土佐漆喰塗です。
その土佐漆喰を左官工事の最後に塗りました。

土佐漆喰はその名の通り高知県で生産されている漆喰です。
他県で生産される漆喰にはフノリなどの海藻をまぜて”つなぎ”としますが、土佐漆喰では発酵させた藁(わら)スサを練り合わせて製造されています。
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”つなぎ”を使用しないため高い耐水性や強度があり、雨の多い高知県の家々や土蔵の外壁材として長年に渡って用いられてきました。
練り合わされた藁スサは分解する過程で繊維部分は糸状に残り、引っ張り強度を高めています。
それ以外の部分は溶けて粘りや独特の黄土色となっています。
この黄土色は塗られてから数ヶ月経つと不思議なことに段々と白くなり、最後には真っ白になります。
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材料です。
手前から砂漆喰。
土佐漆喰に砂をまぜたもので下塗り用です。
次が袋から出した土佐漆喰そのもの。
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袋に入っているのが仕上げ用の土佐漆喰。
これは左官さんが数年間貯蔵し、寝かせたものを、さらに細かい網で繊維分をこし取ったものです。
石田左官さんには二十年近く貯蔵しているものもあるというので驚きます。
IMG_3433_s.JPG

まず砂漆喰を塗ります。
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その上に土佐漆喰を塗り、最後に仕上げ用の土佐漆喰を薄く塗ります。
塗厚さは約8mm程度となり、普通の室内用漆喰の塗厚さの3〜4倍になります。
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この後、コテで丁重に押さえ磨かれて「日本一の塗り壁材」といわれる土佐漆喰壁が完成しました。
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posted by こまつ at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮脇町の家
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