2007年12月11日

土壁実大せん断試験始まる

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住宅などで使われている土壁の強さを調べるための「土壁実大せん断試験」が始まりました。
土壁ネットワークとポリテクカレッジ丸亀校の共同研究で、これから1月16日まで8回にわたって、色々な試験体をつかっておこなわれます。

初回は12月5日にあり、昨年の試験で壊したフレームを修復した試験体「修復、地域仕様」の試験でした。
試験体を左右に押し引きしていくと少しずつ変形が進み最後に壁土が落ちる様子が見えて大変勉強になります。
この試験体は昨年の実大試験で使用した材料をもう一度使って修復したもので、実際の住宅が地震などの被害を受けて、それを修復・再建した場合の参考データとなるものです。
今回の試験の中でも私が注目している試験のひとつでした。

試験結果は変形47mm付近で最大耐力13.33KNを記録しました。
また、耐力の特性も粘り強く変形に抵抗する土壁特有のものでした。
柱のホゾが折れている状態の試験体でしたが、新規に製作した場合の約85%程度の強度を記録し、壁倍率でいえば1倍程度の強度を保有することが判りました。
これは土壁を使用した伝統的な構法の家が地震で被災しても、補修すればまた使えるようになるという力学的な根拠を示すものとして大変参考になるものです。



posted by こまつ at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 土壁
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