2011年01月15日

やまべの木構造

今日は「かがわ木造塾」に山辺豊彦先生をお迎えし1月講座を開催しました。
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山辺先生による木構造の講座は非常に人気で、全国各地から講演の依頼があり来月は10ヶ所で講演をされるそうです。
なぜそれほどの人気があるかというと、山辺先生は木構造研究の第一人者であると共に、構造設計事務所の代表で実務者であることが大きいように思います。
そのため、実際の現場や大工さんとのやり取りに根ざした経験をもとに、難解な木構造を一般の設計者にも判り易く解説が出来るのです。

一般の木造住宅建築の場合、最近は木構造の設計をプレカット工場や大工さんに丸投げするケースが目立ちます。
設計者としては、出来るだけ自分自身のスキルを向上させ、建築主の求める安全・安心に対し、責任の持てる木構造をつくることが大切で、そのためには経験や勘だけにたよらない根拠のある構造設計力が必要なのです。

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部屋一杯となった受講生が真剣に山辺先生の話を聞く姿からは、より良い木造建築に取り組もうとする熱い意欲が伝わってきました。
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2010年12月13日

かがわ木造塾in三好

12月11日に、かがわ木造塾のフィールドワーク「香川県産材とJパネル」をおこないました。

http://kagawakenchikushikai.com/mokujyuku2010.pdf
http://kagawakenchikushikai.com/mokujyuku.html

集合場所の箸蔵山ロープウェイの駐車場で徳島県農林水産部の華岡課長補佐とお会いし、ご用意いただいたバスに乗り込み見学開始。
最初は(株)阿波林材さんを訪問。
製材工場や製品加工工場、ストックヤードなど分散している施設を移動しながら説明をいただきました。
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広大なストックヤードで自然乾燥中のスギ板。
丁寧に隙間を空けて立てかけられている。
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次に三好木材センターとその市場を見学。
広い土場に原木が沢山並べられているが、原木価格の低迷で大変だとのこと。
あまりの安値は手入れの行き届かない森林を広げることになり難しい問題を投げかけている。

市場の一角にある「かがわ県産材コーナー」
塩江の国有林を中心としたヒノキの原木が出荷されていた。
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香川県産のヒノキは雨が少ないため、目込みで色合いが良く、芯が中心にある曲がりの少ない良材が多いのが特徴とのこと。
原木を前に説明を受け、今後使っていきたいと思わされた。
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次は(有)山口製材所を訪問。
ここはスギの縁甲板や足場板などの製品をつくっているとのこと。
ここで作られる縁甲板の節補修は、接着剤でなくて丸い埋木を使用している。
製品への社長のこだわりが感じられた。
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板の乾燥に使うバイオマスボイラーについて熱く語っていただきました。
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昼食後、私の現場でも大変お世話になっている(株)山城もくもくを訪問。
バスは山の中をしばらく走り「えー、こんな所に」と驚かされる山の中に突如として現れた工場に到着。
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ここではスギの三層クロスパネル(Jパネル)をつくっており、休日返上で工場が稼働していました。
Jパネルは構造材でありながら、仕上げ材としてもそのまま使える優れものです。
また、間伐材でつくられているので、森林資源の有効活用が図られると共に、山間地域の貴重な雇用の場となっています。
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2010年11月15日

かがわ木造塾11月講座を開催します

かがわ木造塾では木造建築に取り組む技術者のスキル向上のため、全国から第一線で活躍されている講師をお招きして、実務で生かすことのできる最新の技術や情報、良質なデザインや先進的な取り組みについて学んでいます。

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11月の講座は11月20日(土)13:30〜17:30 高松テルサ 2階第一文化教室 にて開催します。
◇(第一講座)井上秀明「超長期優良住宅への取り組み」
◇(第二講座)六車誠二「木の建築を「構法」から考える」 です。

講義内容や受講費等の詳しい内容は、
香川県建築士会のHP:http://kagawakenchikushikai.com/mokujyuku.html
をご覧下さい。
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2007年11月21日

世界一の・・・

皆さん、香川県三木町にある日プラっていう会社を知っていますか?
この会社は水族館などの大型水槽のアクリル板を製作する会社で、なんと世界の70%のシェアを獲得している世界一の企業なんだそうです。
きのう、香川県建築士会の勉強会があり私はこの会社の工場見学に行ってきました。

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まず、驚いたのは会議室に設置してあった300インチのアクリル板でできたスクリーン「ブルーオーシャン」
上映されているハイビジョンの高精細でリアルな映像に感動です。
向こうに立っている着物の女性や建物が本当にそこにあるかのようでした。
このスクリーンもこの会社の製品だそうです。

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いよいよ工場見学。
これはアクリル板を研磨しているところです。
原盤は±2ミリほどの凹凸があり接着できないので、その不陸を±0.5ミリまで研磨し修正するのだそうです。
研磨は90%までは機械でするのだそうですが、最後の仕上げは人の手でやるのだそうです。
そうすることにより製品の品質検査も同時におこなえ、歩留まり率が格段に向上するのだそうです。

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その研磨したアクリル板を何枚も重ねて接着し、ヨコにつないで巨大な水槽用アクリル板をつくるのだそうで、このカットサンプルは厚さが何と75センチもありました。
この、接着技術がこの企業の強みであり、最大のノウハウなんだそうです。
その技術の秘密はあえて機械化せず、科学的な接着剤の管理と人間の手技を最大限に生かすことで生まれるのだそうです。
自信溢れるその言葉からはものづくりに賭ける企業の熱い想いが伝わってきました。


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2006年07月28日

披雲閣と高松城を見学しました

先日、NPO法人「木と家の会」の9月定例講座があり参加してきました。
今回の講座は高松市の玉藻公園内にある披雲閣を会場としておこなわれました。
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会の活動報告の後、高松市観光ボランティアの方の案内で披雲閣や玉藻公園内にある建物を見学しました。

ご存じのように玉藻公園は、日本三大水城といわれている旧高松藩主松平氏の居城の在ったところで、天守閣は失われていますがお堀に囲まれた園内には、幾つかの重要文化財の建物が残されています。

披雲閣は明治5年に旧建物が老朽化のために解体された後、大正6年に3年の歳月をかけて同じ場所へ建てられた、建坪が約570坪もある広大な木造建物です。

まず正面玄関を入り、左手に行くと素晴らしい大広間があります。
この大広間は二間続きで、4間四方に4本の柱がある以外は、全く柱が無い広々とした間取りになっています。

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こういった、耐力壁のない開放的な木造建築は現行の建築基準法では建築することが出来ませんが、先の南海地震も経験し、健全に建物が残っていることをみても日本の伝統的な木造建築の優秀性を感じます。

大広間の三方を取り巻く縁側の外には、全面にガラス戸が入れられています。
まるで”木と硝子の建築”ともいえるモダンな内観で、その枚数の多さに圧倒されます。
その少し歪んだ景色を透かして見せる板硝子は、まだ当時の日本に作る技術がなく欧州からの輸入品だったそうで、割れずに今でも現役で残っています。

披雲閣にはこの部屋より広い142帖の大書院もあり、この建物の広大さが伺えます。
二階の窓から見るとその大きな屋根が見られます。
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披雲閣の海側に、別棟として建てられている建物の二階からは高松港の海が望める部屋があり、「波の間」というそうです
この部屋には天皇陛下もご宿泊されたことがあるそうで、そのような所を一般の人に公開しているところは少ないのだそうです。

「波の間」は一間幅の廊下に囲まれた二間続きの和室で、趣のある床の間がありました。
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部屋を仕切る欄間には鳳凰の絵柄が透かし彫りされていて、板の小口(板厚部分)に金粉が塗られています。
光の反射で鳳凰が浮き上がるように見えるとのことです。
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内部を見終わった後、外に出て園内にある建物を見学に行きました。

まず、東南にある艮櫓(うしとら やぐら)です。
この櫓は、元は現在の県民ホール辺りに建っていて、丑虎の方角にあったことから艮櫓と呼ばれていたそうですが、昭和40年に解体移築されたものだそうです。
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三重、三階、入母屋造、本瓦葺の櫓の軒垂木は、漆喰で波形に塗り込められていてとても躍動的で上品です。
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中に入ると中央に一本の芯柱が見えます。
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この柱が櫓の最上部まで貫いていて、建物の荷重を支えています。
最上部に登ると、その柱の上に丸太梁が架かっている小屋裏の構造が良く判ります。
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艮櫓を出てすぐの所にある東門の近くの石垣です。
大きな花崗岩が、高い技量で丁寧に組み上げられ、見る者を引きつけます。
大型の機械や電動工具の無い時代ですから、石工の苦労も大変だっただろうと思います。
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披雲閣の横を歩くと、先ほど見学した広間が見えました。
庭の緑とよく調和しています。
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天皇陛下も泊まられた別棟です。
外壁の杉板が時と風雨に耐え、趣を増してとても良い感じです。
新建材では絶対にこうはなりません。
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最後に海側にある北の丸月見櫓(つきみ やぐら)を見学しました。
外壁に飾りの帯が入り、軒先の垂木が判らないように四角く漆喰で塗られているために、先ほどの艮櫓と比べとても男性的な印象を受けます。
外観を見ると、まるで鉄筋コンクリート造かなと勘違いしそうです。
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月見櫓は艮櫓とほぼ同時期の建築ですが、この櫓は四本の大きな通し柱(四天柱)で支える構造となっています。
建築屋というのは、いつの時代にも他と違った試みに惹かれるようです。(笑)
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柱にはチョウナはつりの跡がありました。
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同じ幅と間隔が規則正しく続いています。
腕の良い職人の証拠です。
(チョウナとは曲がった木の柄の先に刃物が付いた大工道具の一つで、現在はほとんど使われていません)


最上階まで伸びた四天柱に四方から梁がかかり屋根の荷重を受けます。
荒々しく無骨ですが、意図しない構造美があります。
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高松に住んでもう長いのですが、今回初めて披雲閣や高松城の遺構を見学しました。
身近に、こんなに素晴らしい建物があったんあだなあと改めて感じさせてくれた講座でした。
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2006年06月08日

展示会はおもしろい!

昨日はヤマギワ主催の新作照明器具の展示会に大阪のショールームまで行ってきました。バス
ヤマギワが新しく取り扱いをはじめたイタリアの家具メーカー「MOROSO/モローゾ」社の家具も同時に展示されており、沢山の人で賑わっていました。
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イタリア・モローゾ社(MOROSO)http://www.moroso.it/は1952年に創立したソファとアームチェアーで有名な老舗家具メーカーです。
世界的に有名な、ロン・アラッド、喜多俊之、カルロ・コロンボ、エンリコ・フランゾリーニ、マーク・ニューソン、パトリシア・ウルキオラ等のデザイナーたちとのコラボレーションで生まれる常に斬新なデザイン家具が揃っています。


ソファ
造形的な形や、赤や黒、黄色などの原色がイタリアしています。
ウレタンフォームでできた本体は見た目を裏切る座り心地の良さですが、残念ながらお相撲さんは座るとお尻が抜けません(笑)
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テーブル
ガラスに黒のシルクスクリーンで草花の紋様を透かし、大胆に浮かび上がらせています。
いや〜、素晴らしい。
¥520,800円で購入できます。
が、買う人も置く家もテーブルのほうが多分選んでくれそうです(笑)
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ソファ
スチールベースに木とウレタンフォームで形を作り、真っ赤な革の小片を繋ぎ合わせたカバーがかかっています。
一脚¥726,600円です。
プライスにちょっと引けましたが、それでも腰掛けてみました(笑)
感想・・・?
貧乏人はくつろげない・・・かも(^_^;)たらーっ(汗)(爆)
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別館に移動して、いよいよ本日のメインとなる照明です。ひらめき

K-SERIES
倉俣史朗氏による現代アートと言ってもいいようなあかり。
白い布のようなイメージのアクリル製セードで不思議な軽やかさがあります。
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重ねた鋼製のリングがつくるスリットからもれる光が絶妙の小さなスタンド。
今回発表された新製品で、日本人デザイナーの作品です。
う〜ん欲しい、ものすごく惹かれます。
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次もスタンド。
吉岡徳仁氏がデザインした、その名も ToFU/トーフ 。
豆腐のような厚いアクリルを横からダイクロで光らせます。

日本人ですなー。(笑)
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最後はX型をした蛍光灯のモジュールをつなぎ合わせて拡張出来る新製品のペンダントです。
安定器を内蔵したXとVのコネクターで連結します。
カッコイイ!!
でもこの蛍光管、スーパーには売ってないてばよ〜犬(爆)
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2006年06月06日

MOKスクール大阪2

6月のMOKスクール大阪があり参加してきました。
前回より広い会場でしたが80人ほどの参加者でほぼ満杯でした。
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最初の講座は三澤康彦氏(Ms建築設計事務所)と小原勝彦氏(岐阜県立森林文化アカデミー)
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の掛け合いによる「Ms木の家の造り方丸解り」
事例を元に、設計や木材の調達についての細かなノウハウを包み隠さず話していただきました。
さすがに、今まで280棟以上の設計を手がけている三澤さんならではの実践的な講義内容でした。
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次に稲山正弘氏(東京大学)による「稲山イズム木構造のすべて」で、日本でもトップクラスの木構造家である、稲山氏の仕事はほんとに衝撃的でした。
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今までの固定観念を打破し、木造の可能性を広げる構造解析は驚きの別世界でした。

いや〜、今回の講座も内容が濃かったです!!
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2006年04月27日

土壁ネットワークができました

月曜日の四国新聞にも掲載されていたので、ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、住宅などで使う”土壁の存続と普及に寄与する”ことを目的として「土壁ネットワーク」が立ち上げられました。
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これはNPO「木と家の会」で取り組まれていた、土壁に対する実験や研究を発展させ、より広くの参加を呼びかけた組織です。

先日の日曜日、その最初の取り組みとなる「土壁の圧縮強度試験」がはじまりました。
場所は、ネットワークの研究パートナーである丸亀の四国ポリテクカレッジ(ホームページ:http://www.ehdo.go.jp/kagawa/college/welcome.html)で、実験に使う”試験体”の製作を行いました。
香川県内にある壁土プラントから壁土を提供してもらい、それを会員の手で型枠に詰めました。
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一同に集められた各プラントの土は、採取地の違いにより色や粘りなどが違うことが良く判ります。
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この実験は06/02/09日付けの当ブログ「土壁はなぜ家づくりに使われないのか」に載っている香川県の通達に対応するものです。
この実験で香川県内の壁土が、国交省告示と同等以上の強度を持っていることが証明されれば、より土壁を使用した家づくりが進めやすくなり、住まい手の方も耐震性などの強度面で安心されることと思います。

製作された試験体は乾燥後、切り分けされて一つひとつ圧縮試験します。
結果が出るのは3ヶ月ぐらい後でしょうか・・・。
写真は昨年私たちが実験した試験体の展示のようすです。

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試験体製作の後、この度新しくポリテクカレッジに導入された装置を使った、「実大耐力壁面内せん断試験」のデモンストレーションを見学しました。
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今まであった試験機では出来なかったので、土壁耐力壁の実大実験がとても待ち遠しいですね。
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2006年04月17日

MOKスクール大阪始まる!

OBの紹介で「MOKスクール大阪」http://www.mokosaka.jp/index.htm
に入学しました。

4/15(土)に最初の講義があったので、大阪まで早朝から琴電〜JRを乗り継ぎ参加してきました。
「MOKスクール大阪」は今年11年目の教育講座で、大阪在住の建築家三澤康彦氏が主催しています。
三澤康彦氏は国産材を中心とした木の家を、南は九州から北は新潟まで、二十年間にわたり300棟近くを手がけてきた木の家の先駆者といえる人です。

カリキュラムを担当する講師陣は現役の構造家、大学教授、設計者、林業家など、現在の日本の木造住宅建築の最前線で活躍されている方で、非常に実践的な内容です。
カリキュラムは1回2時間の講座が3講座、それとは別に山や街に出てのフィールド研修が年末まで3回、合計で9回予定されています。

初日はOB生も含め約100名ほどの受講者で教室が満杯でした。
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講義は

第一講座
村上 雅英
(近畿大学理工学部建築学科)
【木造住宅の構造がわかる】

三澤 康彦
(Ms建築設計事務所)
【木材を吟味術〜山から直接木を買う】
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横内 敏人
(横内敏人建築設計事務所)
【全体と細部〜木の空間を語る】
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で、どのお話しも分かり易く充実した内容でした。

講義終了後、会場のすぐ近くにある三澤氏設計の「MOKスクール大阪」事務局で有志が集まり、缶ビール片手に自己紹介や講座の内容などで談笑し交流を深めました。
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「MOKスクール大阪」は自前で事務局の建物を構え、しっかりした運営ぶりが伺えます。
また、建物にはMOKSOHO(ソーホー)を併設していて、若い設計者などが間借りしているそうです。
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2006年03月15日

3Dファン倶楽部in長岡+オールナイトセッションの夜は更けゆく

寺泊から長岡に着いたのは11頃。
道路の周りには50〜100cmの雪。
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会場はアクアーレ長岡という温泉やプール付きの立派な施設でした。
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入り口では可愛いレリーフがお出迎え。
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3Dファン倶楽部は建築や都市工学の専門家、ソフトウェアメーカーなど約600名が会員の組織で、コンピューターによる三次元設計ツールである3D CAD(スリーディ キャド)の探求や啓蒙、情報交換を目的として活動しています。

年に2度ほど全国各地でセミナーなどを開催していて、今回は「3Dファン倶楽部 7周年記念セミナーin長岡 〜その気にさせる3D〜」と題して開催されました。
まず、大阪大学大学院の加賀有津子助教授による基調講演でスタートし、その後、長岡造形大学の学生さんの事例など6つのセッションで発表がされました。
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ソフトメーカーの3Dウォークスルーの発表。
150万円出せば扉も開きます。買えないけど・・・(^_^;)
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特に私が驚いたのは、最後に発表された馬場智士氏の「手軽にデジタルスケッチを楽しもう」で、馬場氏が直前に撮影した会場の建物の画像を使い、その場でフォトレタッチソフトを使って、まるで手書きの水彩画のように変えてしまったのには、本当に目からウロコの驚きでした。ひらめき

手書きの絵とは、対極にあるようなデジタル写真が簡単に(本当は高度なノウハウがあるらしい)チョチョイノ、チョイで手書きの世界に変身するさまは、これだけでも遠くから来たかいがあったと思わせるものでした。

セミナー終了後は楽しい懇親会。
新潟建築士会の方が用意していただいた20本の地酒の利き酒大会もあり大盛り上がりでした。
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さすが3DFC!
懇親会の会場でもPCを囲み、講師の方と熱心に意見の交換中です。
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そして、懇親会が終わり部屋に帰っても、PC+プロジェクターを持ち込み、体力が続く限りのオールナイトセッション。

ここでも、再度、デジタル家元 馬場氏が驚きの技巧を披露。
それを肴に、みんなでグラス片手にワイワイ、ガヤガヤ。
いやー、この会は熱い人が多いです。

こうしてオールナイトセッションの夜は更けたのでした・・・・。
結局、わたしが一番最初にダウンした・・・・らしい。
(おはずかしいわーい(嬉しい顔)笑)
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2006年02月03日

山口の古民家再生

山口では県産材住宅現場に引き続き古民家再生事業の現場を見学させていただきました。


建物は阿知須(あじす)町という海沿いの集落にある居蔵造(いぐらづくり)の大きな住宅でした。



居蔵造は主に明治期に、廻船業を営む人々によって建てられた、瓦葺き屋根・大壁漆喰塗の防火機能を有した住居で、特に、白壁・海鼠壁・土戸(雨戸に漆喰を塗った防火戸)などに特徴があるそうです。
この地域には、居蔵造の建物がまだ数多く残されていて、伝統的建物群保存地域に指定されているそうです。


特に海鼠壁は菱型の海鼠の中に花柄などが漆喰で描き入れられていて、華やかな雰囲気を建物に与えていました。



一階の様子です。
四枚引き違いの戸が中央の柱に四方から建てつけるようになっています。




二階に上がると棟筋から外れたところに太い大黒柱があり、段差をつけた太い梁が刺さっている珍しい構造でした。


梁・中引に段差を着け柱に差し鼻栓止めにしているところもありました。
「力強いですな〜!」目



納屋は家曳き屋さんにより油圧ジャッキで建物全体を持ち上げ、耐震性を高めるため劣化していた腰壁部分を撤去し、鉄筋コンクリートの躯体に置き換える工事をしていました。
いやー、大変な工事です!!

石炭の運搬で栄えた往時を偲ばせます。







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2006年02月01日

山口の講座とNPO活動1

山口に行ってきました。

今回は、NPO法人「山口まちづくりセンター」が主催する「住まいづくり講座」の講師としてのお招きで、香川から3名まいりました。

講座には30数名の方の参加があり、私たちNPO法人「木と家の会」における”四国の木を使った住まいづくり活動”や”高知県嶺北地域との連携”についての発表と意見交換をしてまいりました。

私も「宮脇町の家」について事例発表をしてまいりました。
参加者は主に設計者、工務店、林業関係者で、熱心に聴講されているのがとても印象的でした。



講座の後、「山口まちづくりセンター」の方のご案内で、古い住宅を店舗に蘇らせた再生事業を見せていただきました。

この事業は、いわゆる文化財的な古民家再生ではなく、今は使われなくなった普通の民家を再生し店舗などに利用することで、変わりゆく町並みの保全と地域の活性化を狙っているそうです。
家具工房やNPOなどが入居する2棟の再生が終わり、これから3棟目にかかるそうです。

皆さんボランティアですが、家主への事業提案から店子の斡旋、設計、施工の監理に至るまでトータルに事業として取り組んでいるとのことで、その熱心さに驚きました。

また、山口市内の家々を展示会場に見立てて、その家のお宝などを公開する「アートふる山口」の実行委員会もされているということで、単にハードとしての町並み保全にとどまらず、その活用や魅力の再発見にも踏み込むソフトを含めた取り組みの幅広さに驚くとともに活動されている方の、香川には乏しい町並みに対する愛着の深さに感心しました。

再生された民家の近くに「十朋亭(じっぽうてい)」という幕末に長州藩の「御用宿」として使われた建物があり見学させていただきました。




幕末には、この建物に様々な志士が出入りし日本の将来について話し合ったといわれています。



高杉晋作もこの靴脱ぎ石を踏んだかもしれません・・・・。




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