2009年07月26日

犬島の石塀

犬島は古くから良質の花崗岩の産地だったそうだ。
そのせいか、集落を散策していると家の外周に石積みの塀を巡らせている家がよく目につく。
土色の錆石の表面が風雨を受け、どっしりとしたその佇まいが独特の町並みにとけこみ、良い風合いになっている。

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石を切りだした後には、雨水が溜まり巨大な池になっていた。
島民の方はプール代わりにここで水泳するとのこと。
でも、深さが30mあるらしい・・・。
足は立ちませんな〜(笑)
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2009年02月06日

金沢の町屋

この冬、金沢に行った。
金沢は百万石の旧城下町。
戦災にあわなかったので、黒光する瓦を載せた歴史を感じさせられる古い建物が市内に多く残っている。
また、人びとの暮らしにも伝統的な日本人の息遣いが感じられるように思う。
金沢市では、町並みの保存や再生の制度が整備されており、それに伴う事業も盛んに行われている。
ここで暮らしている人びとが、自分たちの町を誇りとして感じ、後世に伝えていこうとしていることがわかるような気がする。
http://www4.city.kanazawa.lg.jp/11104/bunkazaimain/bunkazaimain.jsp

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建物のちょっとしたところに、なによりも仕事の質を大切にした名も無き職人達の心意気が・・・。
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2007年12月11日

吹屋 べんがら色の町

落ち着いた赤茶色に彩色された玄関の引き違い戸。
赤く見えるのは弁柄(べんがら)を塗っているためです。
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このような赤茶色の玄関戸や格子窓が街道に連なる、岡山県吹屋の町並みには独特の雰囲気があり、べんがら生産で栄えた往時の繁栄が偲ばれます。

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「べんがら」は、有史以前から人類になじみ深い赤色顔料で、インドのベンガル地方で多く産出し、日本に輸入されたことからついたといわれています。
成分は鉄の酸化物(酸化第二鉄Fe2O3)からなり、着色力・隠蔽力が大きく、耐熱性・耐水性・耐光性・耐酸性・耐アルカリ性に優れているうえに、無毒で人体にも安全なため非常に多くの用途に使われて来た素材です。

古くから漆の椀、化粧品、神社仏閣や陶磁器の彩色、船の船底塗料や鉄骨の錆止め塗料に使われ、現在では、赤煉瓦や道路の赤茶色のアスファルト舗装、磁気テープなどのエレクトロニクス関連まで、使用される用途は多岐にわたっているそうです。

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吹屋にあった、昔の「吹屋製法」のベンガラ製造施設。
上から下に沈殿させながら精製したそうです。
しかし、公害問題により、現在では鉄鋼業の福製品としてつくられるようになり「吹屋製法」は歴史の中に消え、吹屋の町自体も衰退していったということです。

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2007年11月25日

ベンガラの富

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この石垣を初めて見たとき思わず唸ってしまった。
まるで城郭だ。
門もお城の櫓(やぐら)のようだ。
これが人家も多いとはいえない、深い山の中にある個人住宅だからなお驚く。
この建物は岡山県の吹屋にある「広兼邸」。
築200年の母屋や長屋などの長大な建物は、ベンガラの原料となるローハの製造で得た富の大きさを偲ばせてくれる。
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2007年11月24日

オーテ

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女木島のオーテ。
冬の季節風などを避ける目的で築かれた暴風壁で、黒い方が地元で採れた安山岩、ベージュ色の方は他の島から持ち込まれた花崗岩でつくられている。
石垣の間からは路地が奥の家々へ延び、島の厳しい生活を静かに伝えてくれているかのようだ。
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2006年03月30日

出石町には面白いものが沢山!!

先日の日曜日、香川県建築士会女性委員会主催の研修旅行で兵庫県出石町に行ってきました。
ここは、皿そばで有名な所で町内には約50軒ものおそば屋さんが軒を列ねています。至る所にそば屋さんの看板があり、その密度は我が「さぬきうどん」より多いかも(笑)
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出石町は「但馬の小京都」といわれ、出石城から北にかけて、碁盤目のように区画された情緒あふれる町並みや武家屋敷が残っています。
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出石町のシンボル辰鼓楼(しんころう)。
辰の刻(午前8時)に藩主の登城を告げる大太鼓が打ち鳴らされたところだそうです。
でも、今はなぜか太鼓の代わりに時計が付いています。(^_^;)
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建物の正面が沢山の格子で覆われています。
この建物に限らず、出石の町屋は正面の窓周りに格子をとりつけたものが多いようでした。
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町並み散策で見つけた建物。
間口2間しかありませんがとても端正で惹かれるものがあります。
2階の菱形の開口も大胆です。
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この土蔵は酒蔵です。
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最初見た時は、白い漆喰がはげ落ちたのかと思いましたが、築250年になるこの倉は、最初から壁土のまま仕上げられているのだそうです
土の色は、この地域で採れる少し赤みの強い土で出石町のシンボルカラーだそうです。
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歩いていると、陶器屋さんの店先で面白いものを見つけました。
陶器製のカエルですが、これ何に使うのかわかります?
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答えは郵便ポストでした(笑)
表情に惹かれます・・・・(^_^;)。
投入すると自動で風鈴もなるし(笑)
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他にも店内には面白いものが一杯!!
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バイオリンの木のところ以外は焼き物です。
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ホルンもあります。
ここの店主は楽器がお好き!!
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胴のところが焼き物でした。
音色を聞いてみたいですね演劇
どれも、店主の遊び心が溢れてます。
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2006年03月07日

うたづの町屋とチューリップ

先日、宇多津町で「うたづの町屋とおひなさん」という催しがありちょっと行ってきました。
宇多津町では、宇夫階神社や西光寺周辺の古い街並みを舞台に三月四、五の両日にひな飾りを展示しています。
この催しは今年で三回目で、古い街並みの魅力を紹介しようと住民有志で組織する実行委が企画し、約九十戸の町家などでひな人形を飾り付けているそうです。
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宇多津は四国管領細川頼之が守護所を置いたところで、香川県下で一番古い城下町だそうです。
また、塩田や海上交易で栄えた名残をとどめるような、古い立派な町屋がいくつも残っていて、とても落ち着きのある、良い雰囲気の町並みをつくっています。
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特に、とんがった屋根が特徴的な「倉の館三角邸」や水主町の旧家は、その贅を尽くした家の造りに圧倒されます。
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その三角邸の玄関先では、丸い棟瓦に載った苔から可愛らしい蕗のとうが顔を出していました。
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そんなうたづの町並みを散歩していたら、とても素敵なディスプレイを見つけました。
民家の出格子窓一杯に、色とりどりのチューリップが、弧を描くように飾りつけられています。
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飾り付けたのはこの家の方でしょうか・・・。
大胆な花の波が、古い民家に春の息吹を吹き込んでいます。
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posted by こまつ at 02:53| Comment(2) | TrackBack(1) | 町並み