2008年03月24日

完成見学会

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「鬼無の家」の完成見学会が無事終了しました。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。
木の家の素晴らしさをこれからも伝えていければと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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2008年03月21日

外構工事

明日からの完成見学会までには全部は完了しませんでしたが「鬼無の家」の外構工事が進んでいます。

敷石は白御影石と黒御影石の模様張り。
設計者の”プランニングオフィスMIE”の想いが詰まっています。
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駐車場はコンクリートの直押さえです。
事務所を併設しているため住宅としては広く、5台は車が置けるスペースがあります。
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樹を植木屋さんが植え、佇まいが良くなりました。
天候も土曜日は良いようなので明日からの完成見学会が楽しみです。
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2008年03月19日

完成見学会をおこないます

当社が施工を担当しました「鬼無の家」の完成見学会を3月22日(土)、23日(日)の午前10時から午後4時まで開催します。
お気軽にご来場ください。
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設計はプランニングオフィスMIE。

香川のみずがめ高知県嶺北の森に育った樹齢80年を超える杉を使い、伝統的な木組みの技術で組み上げた柱や梁を隠さず全て見せた「あらわしの家」です
場所は高松市鬼無町。

7寸の大黒柱や6寸の通り柱、竹小舞と土壁、クズ布のふすま紙や無垢板の家具、ふんだんに使われた自然素材が施主のこだわりを伝えています。
しっくい壁は全国で活躍する石田左官の手によるもので、その匠の技も魅力の一つです。
外壁や床板の自然塗装は施主様のセルフビルド。
年月の経過とともに愛着が増し、ともに円熟していく住まいに仕上がっています。
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2008年02月26日

襖(ふすま)の下張りのナゾ

鬼無の家では表具屋さんが襖の寸法合わせをしました。
寸法合わせは木で組んだ襖の下地桟に下張りの和紙を張った状態でおこないます。
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現場に持ち込まれた襖を見るとなにやら墨で書かれた文字が一面にあります。
この字は何のために書いてあるのだろうか興味がわいたので、「この筆書きどうして書いているの?」「本当に墨で書いているの?」と表具屋さんに聞いたところ、これは紙に印刷しているのだとのこと。
「え〜、なんで印刷しているの???」
「何か印刷していると良いことがあるの???」
字を書いてない紙でも良いようなものなのに、何のために手間をかけて印刷しているのか、その理由がサッパリ判らないのでなお聞いたところおもしろい話が聞けた。
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表具屋さんによると、昔は和紙が大変貴重で高価だったので古い書き付けや手紙、大福帳などの和紙を襖の下張りとして再利用していたとのこと。
近年になり和紙が機械漉きとなり比較的安価に利用できるようになっても、古い時代の手漉きの和紙の方がずっと品質が良く、襖の下張りとしても最適だったので、高級な襖の下張りには使われてきたのだそうだ。
紙屋さんもそのために古い時代の手漉き和紙を在庫していたのだそうだ。
しかし、その在庫も無くなり全て機械漉きの和紙の今となっても、「昔の書き付けのある和紙」→「品質の良い手漉き和紙」→「高級品の襖の下張り」というイメージだけが残り、その雰囲気をだすために紙屋さんが印刷しているようだ。
つまり筆書きはあってもなくても実際の品質には何も影響しないのだ。
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表面に襖紙を張ってしまえば当然隠れてしまう下張りにまで気を使う職人や紙屋さんたちがいて襖というものができていることを知り、また、その墨書きにあらわされた日本人の繊細な心遣いや民族性までも感じてしまったのでした。





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2006年09月23日

刻み

今、「鬼無の家」の加工場では大工さんが柱や梁の構造用木材を組み合わせるためノコギリやドリルやノミを使って、切り欠いだり穴を開けたりしています。
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この工程を私たちは「刻み」と呼んでいます。

最近はコンピューター制御のプレカット機械で加工することが多くなった住宅建築の工事ですが、私たちのおこなっている日本の伝統的な大工技術から生まれた仕口(柱や梁の接合部)で木を組む伝統構法の場合、やはり大工さんの手業に頼ることになります。
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プレカットように早く、安くは出来ませんが、天然素材である木材一本一本の癖や曲がり、硬さなどを読み、それらを適材適所に配置し丁寧に加工する技術は素晴らしいものがあります。
特に全ての構造材を現しとし、見せていく「鬼無の家」の場合には手刻みに勝るものはないと考えています。
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刻みの為には、大工棟梁が竹の墨差しで加工用の細い線を引きます。
これを「墨付け」といいます。
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加工はその墨に従い、機械やノミなどの工具を使い木を切り欠きます。
普通は墨の芯で切り欠くのですが、木の質や組み合わせの固さなどを考え、時には墨の右あるいは左側というふに加工する範囲を0.5mm以下の範囲で細かく調整することもあります。
この辺りは大工さんの技量によるところが大きく、加工精度に影響します。
このような微調整は、大量に早く工程が流れるプレカットには無い良いところように思います。
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posted by こまつ at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 鬼無の家

これは何でしょう?

現場に現れた丸いもの。目
さて、これは何でしょう?(笑)
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答えは先日の柱状地盤改良で出来た杭(改良体)です。
土とセメントと水の混合体なのですが、まだ乾いてないので色が少し濃いです。
杭頭の高さを現状地盤に揃えているので、丸い輪っかを書いたようになりました。

直径50cmのこの杭、45本でお家を100年ほど支えてもらうつもりです。わーい(嬉しい顔)
posted by こまつ at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 鬼無の家

2006年09月17日

地盤改良が始まった

涼しくなってきたのでブログ再開です。(笑)

鬼無の家では柱状地盤改良の工事が始まりました。
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住宅の現場でおこなわれる地盤改良工事には、一般に浅層地盤改良、柱状地盤改良、鋼管杭地盤改良などがあります。

今回採用した柱状地盤改良は、地盤調査の結果をもとに地盤の浅い部分に地耐力が不足していて、ある程度の深さの地盤で建物の荷重を支える場合に採用します。
その深さの範囲は地質にもよるのですが、約2mから7mくらいの間でしょうか・・・。
それより浅い場合は浅層改良を、深ければ鋼管杭改良を検討することになります。

柱状地盤改良はロッドの先に羽状のキリ(ブレード)が付いていてこれを回転させることで地面に穴を開けます。
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そして、先端から水とセメントを混ぜたセメントミルクが出るようになっていて、それが地面の中で掘削された土と攪拌されて柱状の改良体をつくります。
今回は構造計算の結果をもとに直径50cm、長さ4.7mの改良体を45本造成します。

建て主の「100年もつ住宅を建ててほしい」という希望を支える杭です。
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posted by こまつ at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 鬼無の家

2006年08月09日

表面波探査法って?

住宅の地盤調査を2回もやるというのは大変珍しいことですが、「鬼無の家」では、また地盤調査をしました。

理由は、以前の試験法(スェーデン式サウンディング試験)で得られたデータでは、地盤を地盤改良(柱状改良)する必要があるか無いか大変迷う結果だったので、今回表面波探査法という比較的新しい調査方法で再度調査しました。
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再調査で得られる、二つのデータを付き合わせ、より正確に判断できるようにするためです。
また、両方のデータを見比べてみることにより、その二つの試験法の違いについても実際に把握しておきたいという技術的な興味もありました。

表面波探査法による地盤調査は”ビイック株式会社”が昭和50年代に確立した技術だそうです。
表面波探査法の原理は、50kgほどの重さの起震機で起こした振動波を2個の受信機で測定し、その到達時間の差異から地盤の強さを推定するというものでHPに詳しくのっています。http://www.vic-ltd.co.jp/wave/wave01.html

最近、香川でもその技術を使って調査をする会社ができたので今回お願いしました。
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実際の調査そのものはいたって簡単で、5箇所の測定をするのに1時間程度しかかからず調査員も一人でした。

後日届けられた調査報告書をみると、礫(転石)に邪魔されない分、データのブレが少ない、10mまで調査できるなどその特徴を確認することができました。
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地盤改良の実施の要否については、このデータをもとに施主、設計者を交えての話し合いで決めることになります。

小松

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2006年05月30日

嶺北に行ってきました

昨日は、木材を見るのと会合に出席するために高知県の嶺北に行ってきました。車(RV)
嶺北とは高知県の本川村、大川村、土佐町、本山町、大豊町など5か町村を含む地域で、香川県もその恩恵を受けている、四国の水瓶”早明浦ダム”のあるところです。
天気も良く晴れ、初夏の山里の風景を眺めながらのドライブは最高でした。

高知道の途中のサービスエリアで一服。
見上げる山の稜線も緑が濃いです。
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駐車場の脇の植え込みではエゴノキが釣り鐘のような可愛らしい白い花をつけていました。
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高速道路を降り、国道を走っていると道路脇のそこ此処に白い花が・・・。目
車を停めてみると卯木(ウツギ)の花でした。
山里の初夏を彩る清楚な花木です。
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お百姓さんが田植えをしていました。
水をたたえた水田で早苗が風に揺れます。
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蕩々と流れる吉野川の川岸で何か茶色のものが動いています。
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牛でした。
可愛い仔牛が母牛の後ろをついて歩きます。
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カーブを曲がると向こうの方に早明浦ダムが見えてきました。
今年は雨が多いので、巨大なコンクリートの塊の向こうには満々と水が蓄えられているはずです。
今年は水不足は無いのかしら・・・。
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最初の目的地、森昭木材に到着。
早速、製材所内を見学です。
大きな帯ノコが唸りを上げて回る製材機械を丸太が行ったり来たりして厚板が製材されています。
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大きな帯ノコの刃。
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床板を作っているところ。
節穴の補修をしています。
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無地板(節のない板)もありました。
高級な床板になります。
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田岡社長の案内いで構造用木材の原木を見に場所を移動しました。
まず、今回の住宅に使用する予定の原木を見ます。
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マグロでいえば大トロの、年輪の良く詰まった素晴らしい樹齢85年の杉です。
日本の杉材は60年以下の樹齢の木が多く、嶺北でもこのクラスの高齢材は全体の木材生産量のほんの数%しかなくとても貴重です。
若齢材(樹齢60年以下)と比べ中心の赤身部分が多く、周辺の白太(白い部分)が少ないのが特徴で、育った山までも特定できるようになっています。
家の梁や桁になる日が楽しみです。
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原木の山。
整然と並べられた、その量に圧倒されます。
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posted by こまつ at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 鬼無の家