2008年01月10日

「三谷町の家」の完成見学会をおこないます

設計・施工にて工事を進めてまいりました「三谷町の家」がいよいよ竣工となりますので完成見学会をおこないます。
皆様のお越しを心よりお待ちいたします。

見学ご希望の方は下記までご連絡ください。
詳しい地図をお送りいたします。

日時:2008/01/13(日)〜14(祝)10時〜16時

連絡先:(有)小松秀行建築工房
TEL:087-889-7871
FAX:087-889-7872
Eメール:h-komatu@mxi.netwave.or.jp

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この住宅は高知県嶺北の水源の森の杉と桧をつかい、プレカットではなく大工の手加工で木を組む伝統構法でつくっています。
そして、それらの構造材を全て隠さず見せる「あらわしの家」です。

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この家のご主人は農家。
そのため、土足で室内に入れるよう土間を設けたり、帰宅後すぐに浴室に入れるよう近くにサービスヤードを配置するなどの間取りの工夫をしています。
また、リビングの大きな天然木の食卓と大黒柱がここに住む家族の団らんを演出します。
小さな家ですがこれからの家族の暮らしを建て主と共にじっくり考えプランニングしてつくりました。

仕上げは、伝統的な貫と土壁をつかった壁に、内部は漆喰、外部は柿渋塗杉板張り、石、紙、無垢の板などの自然素材をふんだんに使用しているので、シックハウスとは無縁です。
そして、腕の良い職人が丁寧に時間をかけてつくりあげた、現代の生産効率優先の住まいづくりとは一線を画した家です。
また、室内の壁の一部漆喰塗や木部の塗装など、建て主が自ら家づくりの作業にも参加し、家づくりそのものを楽しみました。

お引き渡し後は見ることが出来なくなると思いますので是非ご来場いただきご覧ください。



posted by こまつ at 04:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 三谷の家

2008年01月01日

謹賀新年

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新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

暮れからここ数日間の寒波の影響でとても寒く、コタツから離れられません。
庭のサザンカも北風に揺れていました。
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posted by こまつ at 19:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

おかあさん頑張る

「木太町の家」の現場では外壁の杉板の塗装を、建築主の奥さまが毎日少しずつおこなっています。
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塗装は柿渋を数回塗重ね、植物系油性塗料を上塗りする仕様です。
柿渋は塗ったときはあまり色が判りませんが、しばらくすると薄い橙色に発色して綺麗です。
先日は休日だったので家族みんなで作業をしました。
子ども達にもおかあさんの頑張りが「家づくり」の思い出としてきっと残るでしょう。
posted by こまつ at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 木太町の家

家づくりの最初の一歩

現場でおこなう家づくりの最初の作業は地盤調査です。
機械を使って地耐力を確認し、基礎の形式などを決定します。
戸建て住宅の地盤調査方法ではスウェーデン式サウンディング試験が多く用いられます。
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宅地を購入する際は、土地柄や利便性に目がいきがちですが、強くてしっかりした地盤であることもとても重要です。
軟弱な地盤の場合は地耐力が低く、家の重さを支えることが出来なかったり、地震の揺れが増幅される可能性もあります。
そのため、杭や地盤改良などの補強策を行う必要が生まれ、費用もそれだけかかってしまいます。
特に木造住宅の場合は、地上から5m程度までの地盤の強さが重要で、慎重に調査結果をもとに検討します。

今回の「多肥上町の家」の地盤調査では、建築主の方にも地盤がどんな状態か知っていただくためご立会していただきました。
どうやって地盤を調べるか、作業を見ながら説明を聞いたり、質問をしたりして「わが家の地盤」の状態について理解を深めます。
調査した結果、盛土の下層にやや弱いところが少しあったものの、全般的には良く締まった礫混じりの粘土層と思われる地盤で宅地としては大変良いと思われました。
地盤補強などの必要性もないようなので、建て主をはじめ私たちもほっといたしました。
posted by こまつ at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 多肥上町の家

2007年12月22日

ありがとう

香川県の19年度木造住宅コンクールに「宮脇町の家」を応募していたら、昨日優秀賞に選ばれたとの連絡がありました。
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このコンクールは5年に一度くらいおこなわれているようですが、今回初応募で受賞できたことは素直に喜びたいと思います。
建築デザインなどでは遙かに上手な方々がおられる中で、今回賞をいただけたのは、四国の木や土などの自然素材と伝統的な技術をつかい、住まい手の暮らしを大切にする私たちの家づくりに応援をしていただいたのだろうと思います。

この賞は、実績が乏しいなかで信頼し、設計・施工をまかせていただいたお客様。
ご支援、ご指導をいただきました「NPO法人木と家の会」の皆様。
そして、素晴らしい木材を提供していただいた嶺北の皆様。
それを見事なまでの技術でかたちにしていただいた、棟梁をはじめとする職人の方々など沢山の皆様のおかげです。
心よりお礼申し上げます。
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また、今回の受賞を涙を流して喜んでくれたスタッフのE。
あなたがいなければうちの会社はありえません。
そして愛する家族のみんな。

ありがとう。

posted by こまつ at 09:28| Comment(6) | TrackBack(0) | 宮脇町の家

みんなで力をあわせて・・・

「三谷の家」では、住まい手のご家族のみなさんで木の床や壁を塗装しています。
外部の板は柿渋と桐油、内部の床板は浸透性の植物系オイルを塗ります。
お父さんとボク。
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お母さんとおじいちゃん。
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みんなで力を合わせ、丈夫で長持ちするように心を込めて塗っていきます。
posted by こまつ at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 三谷の家

2007年12月11日

吹屋 べんがら色の町

落ち着いた赤茶色に彩色された玄関の引き違い戸。
赤く見えるのは弁柄(べんがら)を塗っているためです。
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このような赤茶色の玄関戸や格子窓が街道に連なる、岡山県吹屋の町並みには独特の雰囲気があり、べんがら生産で栄えた往時の繁栄が偲ばれます。

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「べんがら」は、有史以前から人類になじみ深い赤色顔料で、インドのベンガル地方で多く産出し、日本に輸入されたことからついたといわれています。
成分は鉄の酸化物(酸化第二鉄Fe2O3)からなり、着色力・隠蔽力が大きく、耐熱性・耐水性・耐光性・耐酸性・耐アルカリ性に優れているうえに、無毒で人体にも安全なため非常に多くの用途に使われて来た素材です。

古くから漆の椀、化粧品、神社仏閣や陶磁器の彩色、船の船底塗料や鉄骨の錆止め塗料に使われ、現在では、赤煉瓦や道路の赤茶色のアスファルト舗装、磁気テープなどのエレクトロニクス関連まで、使用される用途は多岐にわたっているそうです。

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吹屋にあった、昔の「吹屋製法」のベンガラ製造施設。
上から下に沈殿させながら精製したそうです。
しかし、公害問題により、現在では鉄鋼業の福製品としてつくられるようになり「吹屋製法」は歴史の中に消え、吹屋の町自体も衰退していったということです。

posted by こまつ at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 町並み

おしゃれ

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12/9に岡山にある磯崎眠亀記念館に行ってきました。

磯崎眠亀はい草を使った花ゴザの織機を発明した人で岡山の偉人だそうです。
記念館は磯崎眠亀の住宅を移築保存した明治期の古民家です。
駐車場から入っていくと外壁に月の形の穴が空いていて中に硝子がはめ込まれていました。
はめ込まれている硝子は岡山で初めて住宅に使われた硝子だそうです。
玄関には軸回しで閉める凝ったつくりの雨戸がありました。
よく見ると三角形の板は一枚板ではなく細かく△に加工された板を一枚ずつはめ込んでいます。
昔の人の粋でおしゃれな意匠がみてとれます。



posted by こまつ at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝統建築

土壁実大せん断試験始まる

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住宅などで使われている土壁の強さを調べるための「土壁実大せん断試験」が始まりました。
土壁ネットワークとポリテクカレッジ丸亀校の共同研究で、これから1月16日まで8回にわたって、色々な試験体をつかっておこなわれます。

初回は12月5日にあり、昨年の試験で壊したフレームを修復した試験体「修復、地域仕様」の試験でした。
試験体を左右に押し引きしていくと少しずつ変形が進み最後に壁土が落ちる様子が見えて大変勉強になります。
この試験体は昨年の実大試験で使用した材料をもう一度使って修復したもので、実際の住宅が地震などの被害を受けて、それを修復・再建した場合の参考データとなるものです。
今回の試験の中でも私が注目している試験のひとつでした。

試験結果は変形47mm付近で最大耐力13.33KNを記録しました。
また、耐力の特性も粘り強く変形に抵抗する土壁特有のものでした。
柱のホゾが折れている状態の試験体でしたが、新規に製作した場合の約85%程度の強度を記録し、壁倍率でいえば1倍程度の強度を保有することが判りました。
これは土壁を使用した伝統的な構法の家が地震で被災しても、補修すればまた使えるようになるという力学的な根拠を示すものとして大変参考になるものです。



posted by こまつ at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 土壁

2007年12月05日

大直し

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「木太町の家」で土壁の3回目の工程「大直し」をしました。
手際よく左官さんが塗っていきます。
土で隠れた貫の上には、「貫ぶせ」といって短く切った稲ワラを張り込んでいきます。
こうすることで貫の付近の壁の割れ止めの効果があります。
posted by こまつ at 08:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 木太町の家